【電気設備火災の対策】猛暑が引き起こす過負荷リスクと早期復旧のポイント
連日のように記録的な猛暑が続く夏場、工場の設備管理者やビルメンテナンス責任者が最も警戒すべきトラブルの一つが「電気設備・電力設備の過負荷による火災」です。
気温の上昇に伴って空調などの電力需要が急増すると、目に見えないところで電気設備には限界近い負荷がかかり続けます。万が一、過負荷による停電や火災が発生した場合、生産ラインの停止(ダウンタイム)による経済的損失は計り知れません。
本記事では、猛暑期に多発する電気火災の原因と今すぐ実践すべき3つの予防対策、そして万が一のシステム障害時に被害を最小限に抑える復旧方法について解説します。
なぜ猛暑は電力設備に負担をかけるのか?電気火災の主な原因
夏の猛暑が電気設備トラブルを引き起こす主な理由は以下の3点です。
- 電力需要の急増(過負荷):冷房機器のフル稼働により、契約電力や設備の許容電流を超える電流が流れやすくなります。
- 周囲温度の上昇による放熱不足:電気室やキュービクル(高圧受電設備)内の温度が上がると、機器自体が発生する熱を逃がせなくなり、異常発熱につながります。
- 夏特有のゲリラ豪雨・落雷:雷によるサージ(異常高電圧)が回路を直撃し、機器を破損させることがあります。
猛暑から電気設備を守る!今すぐ徹底すべき3つの火災予防対策
電気火災やシステム障害を未然に防ぐためには、事前の点検と監視の仕組み作りが不可欠です。
1. 電力負荷のリアルタイム監視とピークカット
特定の回路や設備に電力が集中していないかを計測器でモニタリングします。デマンド監視装置などを活用し、目標値を超えそうな場合は稼働時間をずらす(ピークシフト)などの対策を講じましょう。
2. サージ保護装置(SPD)の設置と動作確認
夏の落雷対策として、サージ保護装置(SPD)が正しく機能しているか確認してください。SPDは消耗品であるため、過去の落雷などで劣化していないか定期的な点検が必要です。
3. 回路の健全性確認(熱画像診断・絶縁抵抗測定)
配線の接続部に緩みがあると、接触抵抗により火災の原因となる「異常発熱」が生じます。定期的にサーモグラフィ(熱画像カメラ)で発熱箇所がないかスクリーニングし、回路の健全性を確かめることが重要です。


万が一の電気火災発生時は「リカバリープロ」へ
どれほど万全な予防対策を徹底していても、想定を超える酷暑や突発的なトラブルによるシステム障害、電気設備の破損リスクをゼロにすることはできません。
電気室での火災や生産ラインの停止といった緊急事態が発生した際は、災害復旧の専門家であるリカバリープロにご相談ください。
私たちは、すす汚染や水損を受けた電気設備、精密基板、生産機械などを「取り替え(更新)」ではなく「洗浄・修復(復旧)」によって迅速に復旧させるプロフェッショナルです。
- 部品の納期を待つ必要がないため、操業停止期間(ダウンタイム)を大幅に短縮
- 設備全体の交換に比べ、復旧コストを大幅に削減
貴社のビジネスをいち早く再開できるよう、24時間迅速なサポート体制で操業再開を後押しいたします。



