修復というオプション


修  復  技  術

修復というオプション

交換に比べ、事業中断ロスを大幅に削減!

事業中断コストと修復費用の関係

時間と経費削減例

被災設備災害のタイプ新品交換(交換期間)修復期間操業停止期間短縮費用削減率
プリント基板製造装置火災1年以上1ヶ月11ヶ月以上89%
半導体製造装置酸漏えい1年以上1ヶ月11ヶ月以上87%
製紙工場設備※火災1年3ヶ月9ヶ月80%
ディスクドライブサーボユニット火災1年以上3週間11ヶ月以上67%
クリーンルームエアーコントローラー火災6ヶ月1ヶ月5ヶ月85%
半導体装置火災9ヶ月1ヶ月8ヶ月88%

※表中の製紙工場設備

修復の流れ

  1. 弊社への第一報
    鎮火後に、弊社へ被害の立会調査をご指示。(0120-123-677/03-6280-5641)
    ※ご加入の損害保険会社様へご報告の上、ご指示くださるとスムーズです。
  2. 被害の立会調査
    弊社調査員が、被災した建屋、機械・設備の被害を立会調査。
    腐食性物質のクイックテストやpH測定を実施。

    【必要に応じて以下実施】
    • 機器・設備の腐食抑制応急処置
    • 汚染物質の分析(ワイプサンプル)
    • 悪臭検査(臭気判定)
    • ダイオキシン分析
    • 建屋躯体の強度検査(非破壊検査) 等
  3. 立会調査結果の報告・見積り
    弊社から、立会調査結果の報告と修復作業の提案、見積り金額の提示。
    弊社が元請けとなり復旧可能です。(トータルリカバリーサービス(※))
    ※:トータルリカバリーサービスとは
    災害復旧の経験豊富な弊社が元請けとなる事で、被害全体の早期復旧をサポートいたします。
    • お客様に代わり廃棄物片づけ
    • 内装業者手配
    • 補強/再建時の建築業者手配
    • 複数メーカーのとりまとめ 等
  4. ご発注
    ご発注後に、日程や作業工程のご相談。
  5. 作業開始
    メーカーなど関係会社と協力し、お客様の事業の早期再稼働を実現します。
    適宜進捗の報告、日程や作業工程の修正。
    自社開発の洗浄剤(※)で汚染物質を除去(クリーニング)し、被災した建屋、機械・設備の交換は最小限に抑えます。

    【弊社修復技術】
    • 機械・設備の分解洗浄
    • 超音波洗浄
    • 基板の洗浄/修復
    • デジタルデータの復旧
    • 水濡れ文書の修復(フリーズドライ)
    • 高温・高圧洗浄
    • 脱臭(オゾン脱臭)
    • SRF(SOOT REMOVAL FILM)すす除去フィルム
    • アイスブラスター 等
    ※:自社開発の洗浄剤
    ドイツの研究所で開発されたさまざまな洗浄剤を、被害に応じ使い分け修復します。
  6. 作業完了(検収)
    お客様が修復場所をチェック後、検収書にサイン。

    【必要に応じて以下実施】
    • 汚染物質の分析(ワイプサンプル)
    • 悪臭検査(臭気判定)
    • ダイオキシン分析 等
  7. お支払
    長期間の作業であれば、出来高でお支払いただくこともございます。
    (弊社修復箇所:1年間の保証付)

修復後の信頼性

修復後の信頼性と寿命

弊社が世界で初めて設備修復技術を開発してから35年、300万以上のプリント基板と10万以上の電子・電気制御盤、動力盤を専門的に修復してきました。
我々の経験では、修復後の信頼性と寿命は、標準化したプロセスに従っている限り減少することはありません。
弊社が修復を手掛けた多くの設備は、信頼性と寿命が増加します。それは、分解洗浄により経年のほこりや他の汚染物質が除去されるためです。
つまり、以下のような要因が分解洗浄で改善されるためと考えられます。(故障が発見された部品は、修復中に交換します。)
  • 蓄積したほこりや他の汚染物質が熱放散を妨げ、パーツの機能を低下させる。
  • 蓄積したほこりや他の汚染物質が、微細な回路パターン上でショートを引き起こす。
  • 腐食。
  • 蓄積したほこりや他の汚染物質が、正常な電流の流れを乱してしまう事。

  • 修復できるケース
    すす汚染、消火剤汚染、汚泥汚染、消防放水を受けた設備は交換するのが一般的ですが、これらの修復は可能です。ただし熱変形(100℃程度が目安)や物理的ダメージを受けていない場合に限ります。
  • 見落としてはならない汚染物質
    ケーブル等の塩ビ燃焼に由来する塩素イオンは水分と相まって後日修復不可能なレベルのさびを誘発するので速やかに除去する必要があります。この汚染は無色無臭のため見落とされがちですが、弊社は独自開発した「クイックテスト」試験片を用い、20秒足らずでこれを準定量的に評価し、汚染マップを現場で作成し、汚染範囲を特定いたします。

火災に遭った配電盤…十分に修復可能

機械・設備の分解洗浄

火災、水災、薬品漏えい等で被災した機械・設備の修復(汚染除去)には、分解洗浄が有効です。
修復手順は以下のとおりです。
  1. 汚染物質を完全に除去するため、可能な限り機械・設備を分解する。
  2. 自社開発したアルカリ洗浄剤を主体とした分解洗浄作業で、部品を洗浄する。
  3. 汎用パーツ等の安価な部品は交換する。
  4. 腐食し易い部品の表面保護皮膜が損傷を受けている場合、表面保護皮膜を形成する。
  5. 乾燥後、組み立てる。
  6. メーカーや現場オペレーターの方と協力して動作確認を行います。万が一、不具合が見つかった場合は、適切な措置を講じる。

超音波洗浄

分解洗浄の一工程である超音波洗浄は、自社開発した洗浄剤を主体として部品、完成品を洗浄し、さびを完全に除去する最も効率の高いプロセスです。
「超音波洗浄のメリット」
  • 他の追随を許さない効果:抜群の洗浄力、さび除去力
  • 処理速度:素速い除去でダウンタイムを短縮
  • 内部の溝、すきまのしつこい汚れ・さびも簡単に除去
  • 対象物や表面の素材により洗浄剤を選べるので、素材を傷つけない
  • 火災、水災で羅災した機械・設備の部品をはじめ、完成品(ダイカスト、ギヤなど)の洗浄、及び汚染除去と、幅広く使われており、信頼性の高い技術である。

基板の洗浄/修復

電子基板等の汚染除去は自社開発したアルカリ洗浄剤を主体とした精密洗浄作業で、国際規格IPC J-STD-001に合致させることが可能になります。
修復手順は以下のとおりです。
  1. 分解した電子基板等にアルカリ洗浄剤が隅々まで届くように、高圧の細いジェットスプレーを使用する。
  2. 基板上の部品等は、アルカリ洗浄剤でブラシがけをする。
  3. 脱イオン水で基板をすすぐ。
  4. 温度調整付の乾燥室で、洗浄した基板を乾燥させる。
  5. 微細で熱に弱い電子基板等から短時間で水分を完全に除去するために、真空乾燥炉を使用する。
  6. 目視検査、および基板業者等と協力して修復する。
  7. 再組立て、動作試験を行う。

デジタルデータの復旧

火災、水災、落雷などの災害では、物理的な被害だけではなく、デジタルデータも大きな被害を受けます。
大切なファイルが開けない、アクセスできない、消えたなど被害の症状は様々で、原因や修復方法もそれに応じて変わります。
弊社では、このようなデータ復旧もお引き受けいたします。

脱臭(オゾン脱臭)

汚染除去後も火災臭やかび臭が残っている場合は脱臭が必要です。脱臭には様々な方法があります。どの脱臭方法が最適かは、複数の要因に左右されるので専門家の判断が必要となります。
中でも、オゾン脱臭は非常に効果的で、様々な臭いに有効です。

「オゾン脱臭」
オゾン脱臭機を使用して空気中からオゾンを作り、悪臭源の分子は、オゾンによって短時間に酸化分解されます。酸化分解を引き起こさなかったオゾンは分解して酸素に戻るため、残留することはありません。
ただし、人や動物が室内にいる時は使用できません。

高温・高圧洗浄

すす、消火剤、汚泥等の汚染は、高温・高圧洗浄が、最も効果的です。ただし、材料やさび除去への適応性、及び洗浄後の汚水の回収に留意が必要です。
弊社は、冷水/温水、出力7〜50MPaの様々な高圧洗浄機を保有し、汚染状況や材料に適応した汚染除去が可能です。

SRF(SOOT REMOVAL FILM) すす除去フィルム

自社開発したSRF(すす除去フィルム)は、専用の吹きつけ機で吹きつけ、あるいはローラーで塗布します。乾燥してフィルムになった後、汚染物質とともに剥がしとり、汚染除去します。材料適応性が非常に高いのが特徴です。
乾燥させるため、温度10℃以上、湿度70%以下の環境が必要で、湿った表面には適しません。

アイスブラスター

ドライアイスの粒(ペレット)を専用の吹きつけ機で吹きつけます。これにより、表面の汚染物質は急激に冷却され、もろくなるとともに非常に固くなり、同時に表面に衝突したペレットの衝撃で汚染物質は物理的に除去されます。
材料適応性が高いのが特徴です。
表面から剥離した少量の汚染物質の回収と廃棄の必要があります。