こんな会社 喜びとやりがいを感じる災害復旧の現場 私たちが復旧に向かう現場は、被災状況も被災した企業様の業態も様々です。 復旧にあたり同じプロセスを踏むことはほとんどありませんが、そのため常にお客様にとって満足のいく 最適な復旧プロセスを模索し、提供しています。 記憶に残る案件の一つが九州の某造り酒屋様の復旧作業です。 九州で100年以上続く老舗の造り酒屋の酒蔵で火災が発生したとの連絡がリカバリープロに入りました。 消火活動によって鎮火したものの、異臭が充満し、麹も無事かどうかわからない、とのこと。 繊細な日本酒醸造工程において、火災によるダメージに加え、異臭はお客様にとって大きな懸念でした。 さらに酒造開きを間近に控えた時期にも重なり、 お客様は間に合わないかもしれないと 諦めかけていたところでした。 到着と同時に調査を行い、「日本酒という繊細な製品を考えた汚染除去」と、「酒造開きに間に合わせるため早期復旧を目指す」という点から各作業におけるスタッフの配置、機材の準備を進めました。 製造機器は、細かく分解し、食品用のアルコールを使用して、すすや塩素イオン除去作業を実施。 室内においては集塵機によるすす汚染除去と中洗浄剤による、すす及び塩素イオン除去、仕上げとして食品用アルコールによる吹付消毒を実施。 火災による異臭に関しては、オゾン脱臭を各部屋にごとに行いました。 その結果、無事に酒造開きを行うことができる状態にまで復旧しました。 作業完了時に社長様からいただいたお言葉は忘れられません。 「本当にありがとうございました。これを機に、新しい歴史へ踏み出せる勇気をいただきました。」 こういったお客様からのお言葉が、私たちが仕事に誇りを持ち、災害早期復旧に従事する モチベーションとなっています。